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お墓の価格について

お墓の価格について

なぜ墓石の価格はわかりにくい?

家を建てようと思ったり、大きな買い物をしようと思ったら金額が気になるのは当たり前ですよね・・・。
それと同じでお墓を建てる場合も、金額が気になるかと思います。

例えば、日本中のどこの自動販売機で缶コーヒーを買っても「120円」ということは皆さんご存知かと思いますが、「お墓の価格はいくらですか?」と聞かれてもなかなか即答は出来ません。

それは一体なぜでしょうか?

答えは、建てるお墓の条件がひとつひとつ違うからです。

簡単に「100万円くらいですよ」と答えても、「国産の石でお墓を建てたい」とか「お墓も外柵も全てグリーン系の石で統一したい」とか「お地蔵様も設置して墓前灯籠をつけたい」と言われたら、「ちょっと待ってください、それは100万円では無理です」と答えるしかありません。
高い値段の石を使用したり、たくさん石を使う場合は、「100万円では無理」なのです。

お墓の価格の目安としては、一般的には50万円~200万円くらいが相場となります。

日雪石材店のお墓創り

ただし、お墓を建てる場所がどのくらいの広さなのか、お墓の石塔本体と外柵にはどの石の種類を使うのか、またどのくらいの石の量を使うのか、お墓のデザインはシンプルなのか凝っているのか、その他の付属品(墓誌や物置石など)をつけるかつけないか、などで価格は大きく変動します。

例えていうならば、お墓創りとは「あなたの家にぴったりと収まるオーダー家具を購入する」ことと同じです。
住宅において限られた空間の場合、「ぴったりと収まる本棚はどれくらいのサイズなのか」「べニア材なのか杉材なのか桧材なのか」「デザインや使い勝手は良いか」など、いろんな条件で値段が変わってしまいますよね。

これとまったく同じで、お墓を建てる場合も墓地の広さやお客様のご希望によって、必要なものが変わり値段も大きく変動します。お墓の価格を一定表示出来るのは「お墓の石塔本体の価格」だけで、ご来店時やお問い合わせの時などにお伝えすることができる唯一のものなのです。

仮に価格をハッキリ出してある石材店さんの場合、「それっきり=提示価格のまま」でお墓は建てられないと思います。最低でも墓所の広さにあった基礎工事代、その他の付属品、古いお墓があれば解体処分費用、などがプラスされます。

日雪石材店では、すべてを含んだお見積りを掲示しておりますので、
お見積りよりも、実際の請求が高くなることはございません。

墓所の場所が広かったり傾斜地などでは、基礎工事の時には「ポンプ車」や「レッカー車」が必要にもなります。反対に2tユニック車横付けの場合はカニクレーンも運搬機も必要ありませんので余計な経費がかかりません。

ひとりひとりのお客様のケースが違うので、最低でもこのくらいの事が分からないとお墓の価格は正確には出せないので、厳密に言うと価格表というものがありません。

じっくりお客様の状況やご要望をお聞きし、毎回お見積りを提出させて頂き、はじめてお墓の値段は決まってきます。

まとめますと「お墓を建てる」ということは、まず墓所をきちんと確認させて頂き、お客様のご要望とご予算をお聞きして一緒になって作り上げていくという共同作業を踏まなければ、それぞれのお墓の価格は決まらないものなのです。

お墓の値段ってどのように決まるの?

墓所の広さと場所

当たり前のことですが、お墓の価格において4㎡の墓地と12㎡の墓地では同じ価格でしょうか?

お墓の敷地

これは誰が考えても墓地の大きさによって価格が違うのが理解できると思います。

お墓とは、単に敷地に墓石がポンっと置いてあるわけではありません。
お骨を納めるための納骨室の設置も必要ですし、非常に重たい石材を支えるための基礎もがっちりと作らなければなりません。お墓の敷地が広ければ、基礎工事で使用する生コンや外柵に使用する石の量が必然的に多くなります。

次に場所ですが、まったく同じお墓を作る場合でも、区画整理された市営霊園などの墓地と、お墓に行くまでの通路などがない傾斜地にあるような墓地では、費用が変わります。

市営霊園などの墓地であれば区画整理がされてますので、機材や石材の運搬も比較的楽に行えます。しかし、傾斜地などの墓地では、石材などを搬入する通り道を確保することから始める必要があり、運搬の費用が余分にかかります。

石の種類の価格

お墓に使用する石材の価格が違えば、当然お墓の価格は変わります。

石の種類選びは非常に難しいのですが、大事なことは、値段の高い石が必ずしも良い石ではないということです。

一般的に良い石とは、お墓を建ててから長年の間、変化の少ない石だと言われています。
その特徴としては、吸水率が低くて、硬い石ということです。

一般の方からすると、国産の石は値段が高いといったイメージを持たれているかと思いますが、すべての国産の石の値段が高いといったことではなくて、逆にすべての外国産の石の値段が安いという訳でもありません。実際に国産の石よりも外国産の石の方が値段が高いといったケースがよくあるのです。
それは希少価値であったり人気があるために、高価な値段がついている石もあります。
お墓の石の耐久性

「業界最安値!低価格で高品質!」このような触れ込みを見たことはありませんか?

インターネットでお墓を購入しようと思う人の理由は何なのでしょうか?
おそらく「値段が安くて品質の良いお墓を建てたい!」が一番の理由ではないでしょうか。
とにかく価格さえ安ければそれでいい!という消費者は数多くいます。
安くお墓を建てることができれば、それはそれでいいですもんね。

しかし、本当に安さだけを大きく打ち出している格安セット墓石を購入して、
「値段が安くて品質の良いお墓」を建てることが出来るのでしょうか?
言い換えれば、満足のいくお墓創りが本当に出来るのでしょうか? 業界最安値 ここ最近では、安くお墓を売ってる石材店が良い石材店だと思われがちです。
しかし「なぜここまでお墓の値段が安いのか?」という事は、残念ながら消費者には詳しく伝えられていません。
「工事費込で○○万円です!」といった具体的な価格を出してる場合は、「追加料金」については一切触れられていないのです。

ではなぜインターネットなどの格安販売は具体的な価格を前面に打ち出すことが出来るのでしょうか?
それはお墓工事の追加料金が必ず発生するからなのです!
少しでも安くお墓を建てたい消費者の皆様は、インターネットを使ってお墓の情報を調べると思います。
そして消費者の皆様は、「そもそもお墓の価格が一体いくらぐらい掛かるのか、そしてそれが高いのか安いのかは、正直分からないよ・・・。」とか、

「お墓の構造やお墓の施工の良し悪しなど、私たち素人には分かるわけがないよ・・・。 」
と、最初はきっとこう思っているはずです。
そしてインターネットでお墓の価格を調べてみると「工事費込で○○万円」と格安セット墓石が載ってますが、「その価格が本当に安いのか?」と誰もが思うでしょう。

実際、石材店ごとの価格差はあります。
それを不思議に思わないのは消費者の皆様がお墓についての知識があまりにも無さ過ぎて、それが高いかどうか判断できないだけなのです。
お墓というものにあまり馴染みがないので、当たり前と言ったら当たり前ですよね。

ここでかなりグレーな話をしますが、石材店の経営者、もしくは従業員などの関係者なら、

「あそこの石屋は、お墓の価格が高いらしくて、ボッタくっているらしいよ」

「あそこの石屋は、仕上げが汚くて、ひどい施工をする、お客さんが可哀想だよ」

「あそこは価格が安くて真似ができない・・・でも綺麗でしっかりとした仕事をするんだよなぁ」


などと他の石材店の特色を全て知っているのですが、
消費者はそういうお墓業界の事はまったく知りません。

日雪石材店のお墓創り

とりあえずインターネットで調べたら「工事費込で○○万円」と書いてある業者があった。
まずは資料を取り寄せてみよう。
きっと消費者の皆様はこのように思うのではないでしょうか?
ただし、安いのは基本料金だけ!
これはどの業界にも言えることなのですが。

「工事費込で○○万円」と書いてあるのはランクの低い石で、外柵の石の量などが少ない簡素的なお墓の価格です。
それにオプションを少しずつ付けていくと、ドンドン高くなっていきます。
墓石を安く提供するには、周囲のお墓のバランス(高さ)などはまったく考慮せずに、使用する外柵の石などの量を少なくして(高さを低くするなど)お墓全体を貧弱にする、等級の低い石を使う、基礎工事も業者に任せる、据付工事も業者に任せる、展示場を作らない等このような理由が考えられます。

利益を出すには細部にわたって経費を削減しなくてはなりません。
格安セット墓石をいっぱい建てて、数もいっぱいこなさなくてはなりません。
絶対にどこかで手を抜かなければ、施工を担当する下請け業者は負担ばかりが強いられてやってられません。

例えば、30センチも根切り工事をしないで15センチ程度で根切り工事を済ませてしまう、鉄筋の本数を減らす、生コンの配合を低くして数量を減らす、耐震L型金具を十分に設置しない、墓石本体の免震施工もしない・・・。

上げたらきりがありませんが、こういう事でもしない限り絶対にお墓を安く建てられません。
もしもトラブルがあった時には、いったい誰が責任をとるのでしょうか?
お墓を購入した人は立派なお墓が建つと信じ込んでいます。
誰もトラブルなんて起こるとは思っていないのですから・・・。

日雪石材店のお墓創り

何代にも渡って気持ち良く安心してお参りすることの出来るお墓が完成するまでには、数多くの工事工程があり、いくつもの試練を乗り越えなければ満足のいくお墓は絶対に出来ません。

一貫した自社施工管理のもと一切の手抜きをせず手間をかけて、「これでもかっ!」という信念のもとにお墓工事の各工程を進めていって、はじめてお客様に自信を持って引き渡すことが出来るのです。

お墓を構成する部材の名称って?

お墓を構成する一つ一つの部材の名称を、石塔本体の場合と外柵付きの場合の二通りご紹介致します。

外柵などがない石塔本体の場合

墓石以外の付属品を除いた、石塔本体のお墓です。
お墓の名称

外柵などの付属品を加えたお墓の場合

お墓というと墓石だけだと思いがちですが、それだけではないのです。
墓石以外にも外柵、塔婆立て、墓誌など必要なものがたくさんあります。
お墓の名称

お墓の価格目安をモデルケースで紹介

それでも、実際どれくらいの見積りが出てくるのかわからないと不安ですよね。
そこで、和型石碑と洋型石碑の「石塔本体の価格」をモデルケースにして、お墓の価格の目安をご説明致します。

和型の価格目安はこちら

洋型の価格目安はこちら