船橋市営馬込霊園 6.5尺×6.5尺 Y様
完成:2013年5月23日
石種:石碑(インドグリーン)・外柵(桜御影石)
こちらの墓所は、平成24年度に
新規返還墓地でご当選されたお客様からお墓創りのご依頼を頂きました。
お墓の基礎工事をするために、地面から30センチの所まで土を掘削していきます。
割栗石を墓所全体に敷き詰めて転圧機を使って転圧をした後、
お墓の寸法に合わせて型枠を組んで鉄筋を配筋していきます。
鉄筋の種類はJIS規格の10ミリと13ミリを組み合わせて、
200ミリのスパンで結束をしていきます。
鉄筋配筋完了後、JIS規格の生コンを入れていきます。
生コンの厚みは250ミリから300ミリで、
通常よりも強度の高い21-18という生コンを使用しています。
お墓の基礎工事完了後、十分に養生期間を取り、お墓の外柵工事に取り掛かります。
石材専用に開発された数種類の耐震ボンドを使い分けながら、石材を据え付けていきます。
石材専用に開発されたステンレス製の耐震L型金具を取り付けていきます。
石と石には、ねじれがないように上下2か所、そしてベタ基礎と石が一体化になるように
ダブルでステンレス製の耐震金具を取り付けていきます。
こちらの耐震施工は手間が掛かりますし、
墓所が完成してしまうと見えなくなってしまう箇所なのですが、
この「見えない所ほどしっかり施工する!」ということが、
お墓創りでは一番大事な工事工程のひとつなのです。
お墓の外柵に墓誌板をはめ込む構造なので、
加工された外柵の部材を慎重に据え付けていきます。
墓誌板を貼り合わせる場所には、耐震ボンドを団子状にたっぷりと付けていきます。
墓誌板を据え付けて、ミリ単位で位置と水平を測ります。
雑草が生えないように、墓所全面に御影石の板石を貼り合わせていきます。
墓所内に水が溜まらないように、勾配を付けながら正確に石を貼っていきます。
全面に石貼りを施して、石と石とのつなぎ目には
耐震コーキングボンドをたっぷりと充填して、お墓の目地を綺麗に仕上げていきます。
お墓本体の土台になる芝台という
一枚物の石を石材専用の耐震ボンドを使いながら据え付けていきます。
お墓専用に開発された免震ゲルを装着して免震施工をしていきます。
お墓本体の竿石を据え付けて完成です。
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